ムーンライダーズ - 78年〜80年パンクニューウェーブ転換期

プロデュース:ムーンライダーズ
メンバー:鈴木慶一(ボーカル、ギター)、岡田徹(キーボード、コーラス)、武川雅寛(ヴァイオリン、トランペット、コーラス)、白井良明(ギター、コーラス)、かしぶち哲郎(ドラム、コーラス)、鈴木博文(ベース、ギター、コーラス)

日本が生んだ 奇跡のロックバンド

これほど、才能豊かな人間が6人も集まったバンドは類を見ない、しかもすでに30年も活動を続けている。ドキュメンタリー映画「マニアの受難」で細野晴臣のコメントによるとまさに奇跡的なバンド。

私にとってはパンクニューウェーブの世界にのめりこんでゆくきっかけとなったバンドです。
以下のアルバムはライダーズがプログレ的な志向からパンクニューウェーブに変化していく方向の転換期的なアルバムです。
アルバムはそれぞれ演奏面での技術的なアプローチが変化していますが、一貫して言えるのがどのアルバムもまるで映画のワンシーンのような世界観があるところです。そういった曲そのものの創造的な感性がライダーズのツボでフィクションの世界に酔いしれるのです。ライダーズにとってパンクニューウェーブというムーブメントはそういった感性で勝負するには、あくまで都合のよい口上になったのだと思う。
ちなみに、白井良明リードギターなんですが、これがまたかっこいいギターを弾くんです。エイドリアン・ブリューみたいに変幻自在で予測不可能なフレーズが飛び出します。

Moon Riders - Modern Lovers