ムーンライダーズ - アマチュア アカデミー-84年リリース

アマチュア・アカデミー(紙ジャケット仕様)

アマチュア・アカデミー(紙ジャケット仕様)

かつて誰も踏み入れたことのないファンキーでアコースティックなアルバム

ライダーズが始めて外部のプロデューサー(宮田茂樹)を迎えて製作したアルバム。音に抜けがよく、かなり意図的に整理された印象がある。アレンジャーは当時の勢いを買われ白井良明にアルバムの大半を任されており、いい仕事をしている。これまでのライダーズにはないファンキーな要素を取り入れたり、エレクトリカルなベーシックトラックにアコースティックギターをフィーチャーするなど当時としては大胆なアレンジに果敢に取り組んでいる。また、サンプラーもこの時期から効果的に取り入れている。
 アマチュア アカデミーのライブ(渋谷公会堂)を見に行ってるのですが、舞台演出がすごい凝っていてけっこう金かかっていたと思うんだけど、前半と後半に分かれていて前半のアコースティックステージが終わると休憩明けにエレクトリックステージが始まるのですが、目の前に急にスクラップ工場をモチーフにしたような退廃的なイメージのステージで演奏が始まり舞台の脇に廃車が置いてあって、確か最後はそれをみんなで壊して幕が下りるみたいなことをやっていて演出的にも非常にかっこよかったのを覚えてます。