XTC-Black Sea

プロデュース:スティーブ・リリーホワイト
アーチスト:アンディー・パートリッジ、コリン・モールディング、デイブ・グレゴリー

パンクニューウェーブのムーブメントからデビューして4作目のアルバム。プロデューサー前作の「Drums And Wires」同様スティーブ・リリーホワイトが担当している。XTCはこの時期あたりからちょうど脂が乗り出してきている。テリー・チェンバースの荒々しいドラミング(かなりユニークなリズム)をゲートエコーでさらにダイナミックに再現し、アンディー・パートリジとデイブ・グレゴリーによるギターアンサンブルやコリン・モールディングのルート音を外したベースライン。ポップでいて奇想天外なコード進行(どうしたらこのようなコード進行が思いつくのだろうか?まったく謎)。そしてユーモアセンス。どれをとっても秀逸。

XTCは結局、当時ポリス(イギリス出身のバンドとしてはXTCの同期生)のようなビクトリーロードを歩むことはできなかったのだが(歩むチャンスはあったが)、おそらくコアなファンがXTCを愛する理由として、ポリスに感じることは無いイギリス人特有のユーモアセンスを感じるからだと思う。

Black Sea [2001 Reissue]

Black Sea [2001 Reissue]

●お薦めの曲目
1. Respectable Street 3. Living Through Another Cuba 4. Love at First Sight 7. Towers of London


Black Sea/Respectable Street Live from Festival Hall, Melbourne 1980-09-06.


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